【夫は犯罪者!?未成年と浮気をした夫に…軽蔑と怒りを覚えます。それでも離婚しない方向へ持っていくためにはどうしたら良いでしょうか…】
信じていた夫の裏切り行為「浮気」。しかもその相手が未成年であったと知ったら…妻が受けるショックは計りしれないものがあるかもしれません。ただ、未成年といっても、18歳を超えているようであれば…相手もそれなりの考えも持っているでしょうし、見た目も大人に近いような姿をしている場合が多く、浮気をした夫も相手が未成年とは知らなかったというケースもあります。
軽蔑してしまう気持ちを持ったとしても、離婚はしたくないと思うのであれば…相手が成人、未成年問わず、とにかく夫に浮気そのものをしないよう教育していく必要があるでしょう。時間も気力もかかるかもしれませんが、本当に離婚をしたくない、夫婦関係・家族関係を修復したいと思うのであれば…夫を見守りつつ家族を守る生活を意識していくしか道はないかと思います。
目次
未成年との不倫には「大人側」に責任がのしかかる
通常であれば、浮気をされた妻は1番の被害者です。しかし、浮気相手が未成年であり、あなたも夫も成人しているのであれば…被害者が「浮気相手」になってしまうこともあるのです。未成年といっても責任能力があり、仕事もしていて見た目も成人と見分けがつかない状態であれば、妻から見て「夫を奪った女」以外の何ものでもないでしょう。
それでも、成人していないということで日本の法律は「子供」とみなし、未成年との不倫関係がある場合には…「子供が不貞行為をした」と判断するケースは少なく、「既婚者の成人が未成年を騙した」と見なされるケースが多くなります。浮気をされた妻としては悔しいですが、一歩間違えれば「加害者の妻」となってしまう場合も…あるのです。
13歳未満は警察に逮捕され、18歳未満は親に訴えられる
相手の同意があったとしても、恋愛関係を主張したとしても…未成年との性行為に関しては、18歳になっているかどうかで大きく変わるとされています。18歳以上となっている場合、例え親が訴えても意味がありません。ただし、18歳未満であれば親が訴え、13歳未満であれば逮捕となるので…もしあなたの夫が13歳未満に手を出したのであれば犯罪者としての経歴が残ってしまうことになります。
未成年でも慰謝料請求は可能か?
慰謝料は未成年でも請求できます。ただし、18歳以下の場合、(※1)青少年保護育成条例にひっかかり、夫が淫行として処罰されてしまうかもしれません。このようなことから、罰金や懲役刑になってしまう危険性もあることを忘れないでおきましょう。
また、18歳以上であり、仕事をしていたとしても…浮気相手が未成年の場合、成人している夫側に責任が問われることが多いので、慰謝料請求はあまり期待しない方がいいでしょう。相手の親に請求…というもの、親が合意しない限り実現しないものなので、現実的に難しいと思っておいた方がいいかと思います。
(※1)青少年保護育成条例 :出典元ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B0%91%E5%B9%B4%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E8%82%B2%E6%88%90%E6%9D%A1%E4%BE%8B
浮気相手の未成年に本気になっている夫の目を覚ますためには…現実を突き付けてから少し時間を与えてあげること
未成年と浮気をしている夫が、謝罪どころか…その未成年の相手と本気で一緒になりたいなんて酔狂な話をしたら、あまりにふざけた話に一瞬パニックになるでしょう。未成年と言っても恋愛対象にならないとか、本気の愛情が出ない…ということではありませんが、既婚者が未成年との浮気に本気になるということは、一般的な感覚からして理解しがたい状況ですよね。
当事者同時にしてみれば真剣そのものなのかもしれませんが…多くの場合、その感情は一時のものであることがほとんどです。中には本当に愛し合ってしまい、一生をともにする相手に出会ったという場合もあるかと思いますが、だいたいは一過性の感情です。既婚者と未成年というお互いにリスクのある相手との危険な恋というシチュエーションに酔っているのでしょう。
そんな状況のときに、いくら目を覚まさせようと思っても難しい話です。夫も浮気相手も周りが見えない状況になっています。浮気を黙認することも、一時の感情での離婚要求に応じることもできないですよね。また、このままでは…夫が処罰の対象になってしまう危険もありますので、妻としては何としても目を覚まさせたいと思うでしょう。
何も耳に入らない状況になっている夫でも、まずは「未成年と関係を持つことのリスク」をしっかりと話しておきましょう。浮気相手に訴えられる訳はないと、まともに話を聞いてくれないかもしれませんが、意識していなくとも聞いた話は頭のどこかに残るはず。そして…その後はしばらく様子をみましょう。夫の目を覚まし、夫婦として歩いていきたいと思うのであれば…夫が負う可能性のあるリスクを共に背負う覚悟で、夫の目が覚めるまで時間をあげましょう。
一時の感情が盛り上がっているだけの場合、時間が経つことで冷静になり、家族の元へ気持ちが戻ってくる確率が非常に高いからです。ここで、夫を責めたり追いつめることをしすぎてしまうと…一過性の感情の火に油を注ぐような結果になってしまい、そのままの勢いで家を出てしまうかもしれません。妻としての色んな感情をぐっと押し込めて…冷静になる時間をあげることが、夫の目を覚ます手段になるはずです。