【何度話し合いをしても同じ相手と浮気を繰り返す夫。らちが明かないので浮気相手の親に相談をしようと思っています…】
夫の浮気相手が毎回同じ人物であったとしたら…。夫との結婚生活の継続を考えている場合、何とかして2人を完全に別れさせたいと思うはず。しかし、どんなに警告をしても話し合いを繰り返しても、結局元の関係に戻る状況であれば…多くの妻たちが考えることは「浮気相手の親を巻き込む」ことでしょう。
自分たちの親への相談も考えると思いますが、悪いことをしている本人の親を引き出したいと思う気持ちが強く出てしまうのでしょうね。一般的な考え方としてはよくあるものです。「子供の教育をきちんとできなかった浮気相手の親からも謝罪をもらいたい」、「相手の親から2人を別れるようにしてほしい」という気持ちが出てくるのは、ある意味、人として当然の考え方なのかもしれません。
しかし…法的に、不貞関係の責任は当人同士にあるので、相手の親を巻き込んだところで…あなたが求める解決になるかどうかは…正直分からないでしょう。結果として、「話さなければよかった」という事態になってしまうことも十分に考えられるので、行動を起こす際にはよくよく考えてからにしてほしいところですね。
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浮気相手の両親に知らせて別れさせたい!
他人事の話として「浮気相手の親に浮気をバラした」と聞いた場合、多くの人が眉をしかめるかもしれません。「相手の親まで巻き込むのはどうかと思う」とか「夫婦とその浮気相手との話なのだし、皆成人しているのであれば…もう親は関係ない」とか。ただ、自分が浮気をされた当人になった場合、相手の親にも知らせたくなる気持ちも出てくるでしょう。
何も知らずに子供の成長を見守っているような浮気相手の親に、怒りも出てくるでしょうしね。夫婦間の問題でも、お互いの両親をすでに巻き込んでいる場合、「どうして私たちの親ばかり悩まされるのか、浮気相手の親から謝罪があっても良いのではないか」「自分たちの教育の至らなさから巻き凝ったことなのだから、親として慰謝料をはらうべきなのではないか」という感情が頭の中で飛び交ってしまうこともあるでしょう。
しかし、いくら不貞行為を犯した浮気相手であっても「個人」として法律に守られる部分があります。浮気相手の親にしても同様に法律が守っている部分もあるので、感情にまかせて相手の親を巻き込むことは、「相手の親にも苦しみを与えた」「自分の子供の不祥事を知らせられた」ということで、あなたの気持ちが納まる以外…少々リスクが高いこととも言えるでしょう。
浮気相手の親から謝罪と慰謝料はもらえるの?
不可能だと考えておきましょう。子供の不始末の責任を取ってほしいという気持ちは分かります。しかし、あくまでも本人同士の話、責任となりますので、残念ながら相手の親に慰謝料請求をすることは現実的に難しいものであるのです。
いくら相手の親と言えども不倫関係の事実を伝えたら有罪になる?
相手の親にバラした場合であれば、家族ないとなるので大きな有罪になることはないそうですが、場合によっては名誉毀損や慰謝料請求時には恐喝になってしまうこともあるそうですので、どうしても話をしたいというのであれば、それなりの覚悟を背負う必要があります。
浮気相手の両親に相談をしたAさんのケース
自分の娘の浮気行為に対しての謝罪どころか、浮気をされたあなたが悪いとの責めを受けてしまったそうです。慰謝料請求なんてしようものなら恐喝として訴えるとまで言われたとのこと。「娘が人に何をしたか」なんてことは棚の上にあげ、自分たちの子供を全面的にかばうような親は…決して珍しい話ではありません。
浮気相手の親が、世に言う「モンスターペアレント」ではないとは言い切れないのですから、戦いを挑んだのに返り討ちにあったような気持ちにさせられてしまう可能性は…誰にでもあるでしょう。下手をしたら恐喝としての慰謝料を取られてしまうかもしれないので、十分に気を付けなければいけないですね。
※名誉毀損 (出典元:ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E8%AA%89%E6%AF%80%E6%90%8D
※恐喝罪 (出典元:ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E5%96%9D%E7%BD%AA
夫の浮気をやめせたいときに相談する相手は…
夫婦間で解決の糸口が見えない場合には、まずは自分たちの親に相談しましょう。あなたの親、夫の親、あなたたち夫婦を交えて、今後のことについて話し合いをするのです。親を交えた話し合いのあと、夫婦2人で話し合いをしてください。
ここで、今後も夫婦として生きていきたいという夫の気持ちと、あなたの気持ちが一致するのであれば、「次に浮気をしたら離婚をする、また慰謝料はいくらとする」というような念書を双方の親を証人とした上で夫に書いてもらい、浮気相手へは慰謝料請求と、今後夫と関わらないことの念書を書いてもらうのです。相手の親へ話を出すことは…最後の手段にすべきです。もし、念書を書いても同じ相手と浮気を繰り返したとき用に…。