【夫に何年も付き合っている愛人がいることがわかったとき…。ただの遊びと思えないその関係に、妻としてどう対処していいのか全く分かりません…】
今まで夫婦仲に問題が無く、円満な家族だと思っていたにも関わらず、まさか夫に何年も関係が続いている愛人がいることが発覚したら…長年の気持ちをすべて無駄にされたような気持ちになることでしょう。お気持ち、お察しします。
家族を大切にしてくれた夫の姿を思い出しても…愛人の存在を知ってからは、本当に家族を愛してくれていたのかさえ、疑問を持ってしまうかもしれません。長い付き合いとなると…そう簡単に愛人も別れてはくれないでしょうし、夫も愛人への情があるでしょうし、妻として今後の家庭をどうして行けばいいのか、もう途方に暮れるしかないですよね。現実的な問題、あなたの気持ち的な問題、双方を解決するには…かなりの労力と気力が求められることになるでしょう。
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一緒にいる時間が長い愛人は、男性にとって家族並みに大切な存在
まず、夫は愛人に情が湧いてしまうのでしょう。長年の交際期間がある相手ともなれば、体も気持ちも重ねる回数が多くなり、2人の歴史が出来上がってきます。基本的に愛人とは精神的癒し、または肉体的快楽のどちらかを与えてくれる相手となりますが、一緒にいる時間が長くなるほどに相手を思う気持ちが深くなり、家族の枠に入れることはできなくとも、家族くらいに特別で大切な存在になるみたいですね。
夫にとっての「妻」と「愛人」の違い
簡単に言えば「妻は生活」であり「愛人は生活の余興」でしょう。言い方が悪く、愛人をされている方からの非難の声が上がりそうですが、良くも悪くも間違った言葉ではないと思います。妻は家族のために、子育てや親戚付き合い、近所付き合いをしてくれて…夫が生きていく上で一般的に生きやすい環境を提供してくれる存在です。
実際に家事や育児をしていないとしても、「妻」としての存在は、社会的にも夫の支えになっています。一方、愛人は…「あったら良い存在」です。なくても生きていく上で支障はないでしょう。ただ、気持ちや生活に余裕があるとき…欲求を満たす存在として欲してしまうのでしょうね。
愛人と会わせないためには家族行事を増やすことが1番
夫から離婚を切り出してこない限り、夫の本心としては家庭と愛人との二重生活を望んでいるのでしょう。家庭を捨てる気持ちもなければ、愛人と別れるつもりもない…という、何とも身勝手な行動です。しかし、家庭への気持ちがあるのであれば、愛人と会わせないようにすることはできるでしょう。
親や子供を盾にして家族用事をとにかく増やすのです。愛人と会うであろう日時を意識して。家庭への気持ちがある夫であれば「仕方ないこと」と家族用事を優先してくれるはずです。別れを強要されている状態でもないことで「いつでも会えるし」という安心感が芽生えることもポイントですね。
男性のそののん気な「いつでも…」の気持ちは、ついつい時間が経ってしまうことも多いので、愛人からすれば「どうしてこんなに会えないの?」と不安が溜まるようになったとしても、夫本人は「そんなに時間が空いたっけ?」とあっけらかんとしたものになるでしょう。この温度差を繰り返すことで、愛人の方から離れていくことも期待できますね。
二重生活をする夫との今後は…夫とあなたの「価値観」・「気持ち」次第
もちろん、妻としては愛人と別れて家族だけの夫になってくれることを望むでしょう。しかし、家族と愛人、どちらも夫の人生に必要で大切な存在であると夫が強く想い「自分からどちらかを選択するなんてできない…」という状況になったとき。
これは夫の価値観と気持ちになるので、あなたがどんなに愛人と別れるよう頑張っても…望むような結果になれない可能性が高くなってきます。浮気や愛人の存在が公になったにも関わらず、このまま二重生活をしたいと申し出てきたり、表面上は別れたように見えても結局ずっと続いていたり…。
夫に愛人がいた場合、まずは夫の「本心」を聞き出し…その価値観と気持ちを、あなたの価値観と気持ちが受け止められるかどうか、を見極める必要があるでしょう。愛人問題以外、夫への不満がなく経済的にも裕福な状態であれば、愛人に目をつぶれば良いのです。
どんなに恵まれた環境であっても、他の女性が入ってくる状況に耐えられないと言うのであれば、あなたの価値観と気持ちと夫に伝え、夫が受け入れてくれないのであれば…決別して離婚も選択肢に入れた方がいいかもしれませんね。どっちがどこまでの価値観を譲歩でき、気持ちを保てる人生になれるかが全ての鍵になってくるのです。