【夫の浮気相手の名前と住所が判明!しかし、慰謝料請求の際の内容証明郵送のための住所が分からない…。こんなとき、どうしたらよいでしょうか】
すでに名前と電話番号が分かっている浮気相手に対して慰謝料請求をしたいと思ったとき、正式な手順としては「内容証明」の郵送となります。これは浮気相手へ慰謝料請求時にも使われる公的な書面ですが、必須項目として相手の名前と住所が必要になります。
住所が分からない相手に対して送ることはできませんので、まずは相手の住所を調べる必要がでてきます。電話番号と名前しか分からない状況であっても、その2つの情報があればいくつかの方法で住所を調べることができるはずです!
目次
電話番号から住所を調べる方法について
固定電話番号であれば、頭の市外局番から6桁目までの数字で、市区町村名までは分かるようです。しかし、残りの4桁で個人宅の特定まではできませんので、電話帳等で地道に探すしかないですね。ただ、昔と違って今は個人情報に敏感な人が多く、固定電話を電話帳に掲載しない人もいますので、時間がかかっても確実に住所が分かる方法…ではありません。これで判明すればラッキーくらいの感覚でしょう。
なお、特定の機関を活用することで所有者の住所を判明することもできますが、そこそこ高額な費用がかかってしまいます。かといって、電話帳で調べられなかった場合には、自力で何とか調べようとするのは困難です。そのため、相手の住所を確実に調べたいのであれば、費用がかかっても専門機関を頼るべきでしょう。
キャリアは個人に対して個人情報の開示はしない
携帯電話番号が分かっている場合、各キャリアに所有者の照会をかけあっても門前払いされます。個人情報保護が重要視されている現代社会では、当然と言えば当然のことでしょう。番号だけで所有者の氏名や住所等の個人情報が誰でも分かるようなら、それはそれで怖いですよね…。
妻が電話を直接かけても正直に自分の住所を明かす浮気相手はいない
「グダグダ考えるのは性分じゃない!」「相手の番号が分かっているのだから直接縁和をして問いただせば良い」と思われる方もいるでしょう。しかし、いきなり不倫相手の妻から電話がかかってきて「住所を教えろ」なんて言われても、素直に答える人は滅多にいません。宅配業者を装って「○○さんですか?配送確認のため住所を教えてください」等の言い回しで調べることもできるかもしれませんが…これも確実な方法ではありませんね。
弁護士が電話番号から住所を調べることは可能
費用はかかりますが、個人で解決しようとするのではなく、弁護士を間に入れて浮気問題への対応をする方法は確実ですね。弁護士には「弁護士照会(※)」という法的な制度があるため、電話番号のみで所有者の氏名・住所を調べることができます。浮気の事実確認ができている状況で、浮気相手への慰謝料請求や離婚裁判を検討されている方には効果的な手段であるでしょう。
※弁護士照会制度 : 参照元 日本弁護士連合会
https://www.nichibenren.or.jp/activity/improvement/shokai.html
電話号から住所を調べたいのであれば、探偵事務所や興信所も活用できる!
「裁判や弁護士…までは考えていない」「そんな大事なことはしたくない」という方は探偵事務所や興信所等のプロの民間調査会社を活用しましょう。通常の尾行等の浮気調査より費用がかかってしまう場合もありますが、探偵事務所等でも電話番号のみで相手の個人情報を調べることができるところもあります。
ただ、高額な費用を払った結果、適当な調査結果を出されたとか、支払いをした後で依頼会社との連絡が付かなくなった等、詐欺まがいのトラブルも多く耳にしますので、実際に依頼をする際には、本当に信頼できそうな会社であるかじっくり調べてから依頼するようにしましょう。
ただ、電話番号で所有者の個人情報が判明したとしても…所有者名義本人が電話の持ち主であるかの断定はできません。何らかの事情より他人名義の電話を利用している場合もありますので、氏名と住所が分かったら、そこから念のために…本当に浮気相手と思われる電話番号の所有者と利用者は同一人物なのかを調べることをおススメします。
もし、親兄弟や友人名義の電話を使用していた場合、慰謝料請求の内容証明を送付するにも、今後の対応に関しても、とても面倒な事態になってしまうでしょう。手間や費用が増えてしまいますが…情報確認は大切なことですので、きちんと相手の確認を行ってから対応するようにしてくださいね。