【浮気夫にはDV傾向も!裏切られているのに指摘をして何をされるか分からない…悩みだらけで怯えたこんな生活もう嫌!さっさと決着つける方法を教えてください!】
普通の家庭で夫の浮気が発覚したら…怒り狂った妻が夫を問い詰めて、夫が必死に謝罪するという姿が一般的な風景になるかと思います。夫婦は平等の関係であるはずなので、怒りを表現するなんて…当たり前ですよね。
しかし、夫の非を口にするだけで暴言・暴力を受けるような関係も実際に存在します。もし、あなたの夫がそんなDV夫だったとき。何をされるか考えただけでも怖くなってしまい…浮気疑惑があっても話し合いすらできない環境であるでしょう。そんな生活にピリオドを打つために離婚を切り出せば…それはそれで怒ってしまい、また暴力に怯えることを考えれば、安易に離婚したいというあなたの主張もできなくなってしまうでしょう。
ただ、あなたにも我慢の限界があるはず。精神的にも肉体的にも、耐えられる限界を超えそうになったとき、何としてでも逃げ出すべきなのです。ただ…日常的にDVを受けている方は、悪いことに夫の暴力に対する慣れがあり、また夫へ抵抗することへの意識が消えている場合が多いため、「逃げ出す」ことができない人ばかりです。
そしてどこへ相談して良いのかも分からず、自分が壊れるまで地獄のような毎日をただ繰り返すだけになってしまうのです。こんなことにならないために…まずは「状況の把握」を行い、「状況の記録」を続け、最後に「専門機関へ相談」することであなたを守るための逃げ道を作ってほしいと願います…。
目次
DVする人と浮気をする人の関連性について
DVするから浮気をする、浮気をするからDVをする…というような関連そのものはないでしょう。ただ、共通点としては「自分勝手」ですね。相手を思いやる気持ちの欠如、自分の感情の発散の優先…といった点で共通している部分があります。
DV夫でも浮気をしない人はたくさんいますし、浮気をしてもDVはしない人もたくさんいます。そんな中でDVも浮気も繰り返すような夫は…はっきり言って最悪ですね。どれだけ自分の欲求が抑えられないのか、と呆れてしまいます。改心することを期待するより、できるだけ早く縁を切って…支配される人生から解放されることを優先すべき夫婦関係でしょう。
基本的にDV・浮気性は治らない…
そう思ってください。長期間の治療を経て治る方もいますが、この手のものに「完治」という言葉はないと言われています。表現が強すぎるかもしれませんが、DVや繰り返す浮気は1種の精神疾患になるそうです。悪性の腫瘍やウイルスがある訳でもなく、個人の性格・性質により発生する症状なので、しばらく問題がない状況が続いたとしても…完全に治ったと判断することはできないため、いつ再発するか分からない危険性があります。
暴力を振るわれる度、浮気を繰り返される度、涙を流しながら謝罪する夫をみて、つい許してしまいますが、その心には「今度こそきっと治してくれる」という期待があるのでしょう。夢を壊すようで心苦しいのですが…あなたの優しい気持ちから出るその期待は、何度でも裏切られる結果になる場合が多いと思います。
DVや浮気をされたときの記録の残し方
- 日記を付ける
- 周囲の人間に相談をしておく
- 探偵事務所で浮気調査を依頼し、浮気の確証を確保する
- ボイスレコーダー等で暴言の録音をする
- 暴力を受けた場合、必ず病院へ行き診断書と状況写真を保管する
DV・浮気夫との離婚を考える場合、第三者の専門機関を間に入れるべし
「こんな生活もう終わりにしたい」と決断し、離婚する意思を固めたとしても…それを伝えることすら恐怖で出来なくなってしまうのがDV夫を持つ妻の悩みになるでしょう。自己中心的な感覚を持つDV夫。自分から離婚を切り出すならまだしも、支配していたはずの妻から離婚を言い渡されるなんて…絶対に許せないことであるはず。
離婚に同意しないことはもちろんのこと、今まで以上に酷い暴力行為を受けてしまう危険が高い状況です。そのため…夫へ離婚したいと話す前に、DVに対する専門機関へ相談することから始めてください。暴力が酷くなった際にはDVシェルター(※)で匿ってもらうこともできます。
夫と決着をつけたいと思うのであれば、まずは自分の安全の確保をしたうえで、弁護士を間にいれて離婚手続きを進めるようにしていきましょう。場合によっては警察へ被害届をだしてください。DVと浮気に対する慰謝料請求もスムーズに進ませることができるようになりますから。ただ逃げ出すだけではなく、きちんと貰えるものは貰って…新しい再出発ができるよう考えること、ここまで考えて準備をして…離婚手続きをしていきましょう。
DV浮気夫との決別は、暴力に支配された生活からの脱出だけではなく、その後のあなたの人生を明るくするために「再出発の準備資金と期間」を確保することも必要になるのです。現実に直面している方はそこまで考えられない方ばかりかもしれません。しかし、周囲や専門機関に相談することで少しでも心に余裕を作り、離婚がゴールではなく、離婚して再出発ができることまでをゴールとした意識を持って…DV夫に挑んでほしいと思います。
(※)DVシェルター:参照元ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/DV%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC
女性のためのDV相談室