【浮気をした夫に「お前が悪い」と言われてしまいました。…本当に私が悪いの? 】
自分が浮気をして家族を裏切ったことを棚に上げ…妻が原因であると逆ギレする夫…。これはよく耳にするケースです。「お前の努力が足りなかったから」と、あなたのせいにされてしまったら…「私がいけなかったの?」と落ち込んでしまう方も多いでしょうね。
しかし、これはあなたが悪い訳ではありません。しかし「何も悪くない」訳でもありません。…ただ、「あなたにも努力」が足りなかった可能性はあります。夫にそのセリフを言われる場合…結婚をしたということに、あなたが無意識でもあぐらをかいた姿でいた可能性も…ないとは言い切れないからです。
家事をする方も仕事をする方も、どちらにもそれぞれ大変なことがあり、ストレスも溜まるでしょう。そこで「相手を思いやる気持ち」が欠けてしまうと、「自分中心」の考えになってしまい、自分の不満が解消されないことに意識が集中してしまい…その結果、あなたが作った「ピリピリした家庭から逃げたい…」と思う夫に、浮気をされてしまうこともあるでしょう。
目次
絶対的に浮気は「した方が悪い」と思うのは偏った考え方?
一概にそうだとも言えませんね。基本的には「した方が悪い」です。しかし、状況によっては妻が原因を作ってしまう場合もあります。女としての意識が低くなることで「魅力が感じられない」ことや、不満が多くて常にイライラしているような居心地の悪い家庭を作ってしまっている場合等…。あなたにとっては大したことない言動でも、夫にとってはストレスになったり、逃げだしたい空間になってしまっている可能性もあるからです。
人によっては「どんな理由があろうと裏切り行為をした方が悪い」と見る人もいますし、妻に全く非が無い状況と言い切れる家庭じゃない限り「した方が悪い」と判断はしない人もいます。ここは個々の価値観により別れてくるので、確実に「どちらが悪い」と決めることは難しいでしょう。…ただ、個人的には絶対に「した方が悪い」と思いますけどね。
セックスを断っている場合…外で解消されることも仕方のないこと
あなた自身が夫からセックスを求められても断っている場合。これは浮気をされても仕方のないことです。あなたにも体調や気分はあるでしょう。しかし、セックスのことを軽く考えてはいけません。セックスを拒否し続けることは立派な離婚理由の1つになるからです。
もちろん諸事情も考慮されますが、基本的に裁判でもセックスレスを材料に離婚調停を進めることは珍しい話ではありません。…かと言って浮気が容認される訳でもありませんが、妻としてのマイナス行為になっていることは間違いないでしょう。
妻から「安心」や「性欲」を得られない場合、妻の努力が足りないと思う男性は多い
家に帰っても落ち着かない、追いつめられたり問い詰められたり…些細なことでケンカになる。妻はどんどんオシャレもしなくなり、いつの間にかすっぴんで過ごし、毎日ジャージのような服装での生活。家の外で素敵な女性に出会ったら…その女性が優しく自分に手を広げてくれたら…。
このような背景があっての浮気では、「妻からの愛情が感じられない」ことを「浮気をする正当な理由」として思う男性は多いものです。浮気をしたこと自体、不貞行為なので正当も何もないのですが、心情としてそう思うのでしょうね…。
夫と円満な夫婦生活を送りたいのであれば、「相手の気持ちに寄り添う」努力が必要
夫が妻を理由に浮気をした場合。苦し紛れの無茶苦茶な言い訳であることもあります。しかし、それはごく一部の話であって、ほとんどの場合「妻への何かしらの不満」が原因の浮気であることが多いものです。少し厳しめの言い方になりますが、話を聞いてあげなかったり、求めを断ったり、そんな中で自分の不満や不安ばかり押し付けるような家庭であれば…客観的に見て、浮気をする夫の気持ちも少しは理解できるのではないでしょうか。
それでいて浮気をされたことに傷ついているようでは…何だかとても不公平な気がしてしまいます。「浮気をされたくない」「円満な夫婦になりたい」…そう願うのであれば、まずは、あなたの今の姿を見直してみましょう。浮気をする夫は悪いですが、何もしないあなたにも非があるのかもしれない状況が見えてくるかもしれません。自分を見つめ直し、夫の求めることを考えて、少しでも応えてあげる努力をしてみてください。
もちろん、夫婦関係を良くするためには…あなただけが努力することではありませんので、夫に不満があるのであれば、愚痴ではなく「きちんと向き合って話し合い」をしましょう。「ちょっと話があるの」と、テレビを消して2人で向き合って座り、夫婦の会話をするのです。小さな誤解や、行き違い、お互いの本当の気持ち…これらをきちんと話し合い、把握し合うことが…浮気をやめさせるきっかけとなり、長い人生を共に歩いて行ける夫婦円満の秘訣になるはずですから。