【夫から離婚を切り出されたけど…結果的に浮気相手に夫を取られるのではないかと思うと悔しいです】
そうですね、浮気をしている夫から離婚をしたいと言われたら、「夫のその後」のことを考えてしまうのは仕方のないことでしょう。浮気問題があっての離婚となれば、すぐに浮気相手との再婚とまではいかなくとも、妻の目を気にせずとも浮気相手との時間が作れる生活になることは間違いないでしょうから…。
結果として、あなたの離婚が浮気相手にとって「幸せな時間」を提供することになると思うと、素直に離婚に応じたくはないですよね…。ただ、ここは「浮気相手にとって」を考えるのではなく、「あなたにとって」最良の結果となる判断が必要になるときでしょう。
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冷めた夫との関係で無意味な結婚生活でも、浮気相手への復讐に離婚したくない!
気持ちは分かります。ただ、そんな冷めた夫婦関係を続けることが「本当にあなたにとっての幸せ」になるのでしょうか。ここのところをよく考えてほしいですね。一時の感情では「絶対に浮気相手にとって都合の良い結果にしたくない」という気持ちで心がいっぱいになってしまうと思います。
それでも、それがあなたの幸せに繋がるとはどうしても思えません。決して満足できない夫婦関係を意地するよりも、夫のことも浮気相手のことも綺麗に流して…新しい人生を歩むべきなのではないでしょうか。「絶対に離婚はしない」と決めつけるのではなく、「いつかは離婚する」という心持で対応することをおススメします。綺麗に流すことが難しい状況であっても、何とかそれに近づける方向へ持っていく方が賢明でしょう。
夫なんてどうでも良いけど浮気相手に負けたくないときには…
いつかは「離婚」をすることを前提に、一定期間は離婚に応じないことですね。夫への感情が全くないのであれば、先ほどもお話ししたようにあなたの婚姻生活は、はっきり言って無駄なものになるでしょう。あなたの腹の虫が収まらないのであれば、まずは「別居」という選択もあります。
離婚届けに判を押さなければ、浮気相手は夫と再婚することはできません。わずかな時間であるかもしれませんが、それでも、浮気相手に不満を持たせることはできるでしょう。「どうして早く離婚してくれないの?」とね。
「ほかに好きな人ができた」が離婚の理由には不貞行為への慰謝料請求を
婚姻生活の中で他に好きな人ができた…というのは不貞行為です。このことに対して、あなたは慰謝料請求をする権利があります。離婚する、しない…の前に、まずは浮気相手に対して慰謝料請求をしましょう。本来であれば離婚したかどうかによって慰謝料金額も変わってきますが、離婚していない状況でも十分に慰謝料請求はできます。ここで浮気相手に対して法的な制裁を与えましょう。
慰謝料請求するための準備
夫が浮気相手との人生を選びそうなとき…悔しさや寂しさからあなたも不倫をするようなことは絶対にしないでくださいね。最悪、慰謝料請求ができなくなってしまう可能性がでてきますから。また、夫のために家事を行う等、妻としてあるべき姿を継続しましょう。辛い気持ちを押し込めてでも、これらのことはまっとうしてください。
これが、「あなたには非が無い」ことの証明にもなりますから。そして、興信所等に依頼をし、浮気の証拠を手に入れます。これらの下準備ができてから慰謝料請求に挑みましょう。個人で行うにはリスクも出てきますので、弁護士を雇う方がよいですね。
あなたが夫と離婚することは「誰よりも浮気相手が望んでいる」こと。それでも…
結果として、浮気相手が本当にあなたの夫のことを想っているのであれば、あなたの離婚は…浮気相手の思うつぼであることは間違いありません。また、あなたがこのまま婚姻生活を継続することは、あなたにとって良いことではないことも間違いありません。
悔しいことに、夫との関係修復が難しい状況であれば…あなたにとって最良の選択は「離婚」になり、浮気相手の望み通りになってしまうでしょう。浮気相手への怒りの気持ち、負けたくない気持ちは痛いくらいに分かります。
それでも、「復讐心」のための生活に、幸せは決してやってきません。むしろ、辛い生活を「浮気相手のために」送る日々なんて馬鹿らしい話ではないでしょうか。それであれば、浮気相手に慰謝料請求をし、夫にも慰謝料請求をして…そのお金で新しい人生を「本当の幸せ探しに」のために使う方が有意義になるのではないでしょうか。