【夫の遊びの浮気相手が別れてくれません】
「ほんのちょっとした遊びの浮気」のつもりが、相手の女性が本気になってしまい、なかなか別れられないトラブルって…そう珍しい話ではありません。夫が浮気を認め、離婚する気なんて毛頭ない、むしろ浮気相手とは別れたいのに別れてくれない…と言われたら。妻としては何とかして浮気相手を引き離したいと思うでしょう。何とか浮気相手を逆上させることなく、出来るだけ穏便に…。
浮気をされた際、普通は夫と浮気相手に対して怒りが起きます。ただ、今回のように夫も浮気相手と別れたがっている状況になると…実質、夫はすでにあなたの元に戻っていることになりますので、ただの「怒り」ではなく、「これからの夫婦生活をこのまま穏やかに守りたい」気持ちが強くなるでしょう。
どちらかと言えば、自分の感情よりも、浮気相手の感情を伺い…とにかく穏便に去っていってほしいと願うでしょう。しかし、この状況、浮気相手の腹の虫は収まりません。結局1人…になってしまっているのですから。この浮気相手を静かに去らせるのは…思っている以上に厄介なものなのです。
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浮気相手が「自殺する」と夫に脅してくるので困っています
好きな人に家庭があった。結局彼は奥さんのところへ帰った。…もう自分には何もないと絶望を感じた結果、自殺を選択する女性は少なくありません。また、「自殺する」と夫に脅しをかけて、不倫関係を継続させる…もしくはあなたとの離婚を強要してくる場合もあります。
あなた自身も、本当に自殺されてしまったら…と考えると、あまり強気になれなくなってしまいますよね…。悪いのは向こうなのに…。自分の命をかけて脅してくる浮気相手がいるならば…1番は連絡する手段を絶って、「自殺する」という報告すら受けられない状況にできれば良いです。または、浮気相手の親族等に相談するのも1つの方法でしょう。
浮気相手が自殺してしまったときの責任は?
万が一、浮気相手が自殺してしまったら…「自分たちに何か責任が生じるのか?」、という不安を持たれる方もいるでしょう。ただ、自殺を促すような発言等さえしていなければ…何の責任もないそうです。あくまでも自殺は自己決定の話。法的責任はありません。
浮気相手が自殺してしまった際の慰謝料請求はどうなる?
実際に浮気相手が自殺をした場合、請求する相手がいないということで慰謝料請求はできないそうです。生前に慰謝料請求が決定していた場合、浮気相手の財産相続をした人が、慰謝料請求権も相続されるようです。
浮気相手に嫌がらせや復讐など逆恨みをされずに別れさせるには?
時間です。時間が必要です。逆恨みのほとんどが「行き場のない感情」や「整理のつかない心」からくるものです。どんなにあなたの夫が遊びであったとしても、相手にとっては他の何を捨てても離したくない存在…になっている可能性もあります。
いきなり別れ話をしたり、慰謝料請求をすることで…本当に自殺をしてしまう危険性もあります。「相手が自殺しても、自分たちに嫌がらせをしてきても、私は何も悪くないのだから気にしない…」と言われればそれまでですが、少しでも後味が悪くなりたくないのであれば…時間をかけて浮気相手を夫から引き離す作戦をおススメします。
音信普通や、メールや電話での一方的な別れ宣告は、かえって浮気相手の「執着心」に火をつけてしまいます。浮気相手の感情を逆なでることなく別れさせるには…まず、仕事が忙しい等「最もな言い訳」で会うことを止め、時間をかけて少しずつ連絡を減らし…少しずつこの関係への熱を冷まさせることがポイントになります。この間、妻としては浮気を公認しているようで苦しいかもしれませんが、これが最善の方法だと…しばらくの間は我慢しましょう。
浮気相手に慰謝料請求をしても大丈夫?
法的には問題ありませんが…慰謝料請求行為によって、浮気相手の逆恨みを買ってしまう可能性は覚悟しましょう。不倫の結果、相手は家族の元へ戻り、自分には慰謝料請求しか残らない結末になったら…面白くないと思うのは向こうの感情としては当たりでしょう。自分の幸せを奪った「妻や子供」に対して怒りの矛先が向くのも珍しい話ではありません。
夫の身勝手が招いたことなのに…こんな逆恨みをされたらたまったもんじゃありませんよね。しかし、自分や子供への危害を考え、夫も別れたがっている浮気相手に対しては…慰謝料請求しない、という方は多いです。夫が心身ともに家庭に戻ってきていると感じられることも…請求をしないことに対しての大きな判断材料になっていると思います。
浮気相手を逆上させずに去らせるためには、「時間」がポイント
依存の強い厄介な女性に手を出してしまうと、別れることに対して自分の命も平気で投げ出すような行為を見せつけてくる可能性があるので、下手に刺激することはやめましょう。夫を誘導して、時間をかけて少しずつ離れさせていきましょう。
妻に非はなくとも、浮気相手にとって「好きな人の妻」は、「殺したいほど憎い相手」です。しかし、怨念の強いタイプは、憎い相手を殺すより、自分の命を絶つことで不倫相手やその妻へ精神的ダメージを与えてやろうという気持ちが大きくなるそうです。
「できれば慰謝料請求をしてさっさと別れさせたい」、と思う気持ちは分かります。しかし、焦ってしまうことで、自殺をされたり、家族に危害を加えられたりと…後から取り返しのつかないことになるくらいなら、多少時間をかけることは決して「損」ではないでしょう。