【私に非があるから夫が浮気をした?…浮気には納得いかないけど私も直すべきところがあるのかどうか考えてしまいます…】
浮気をした夫を問い詰めたとき、自分が家族を裏切るようなことをしたくせに「お前に原因がある」と言われたら…怒りと悲しみと、そして疑問が一気に押し寄せ、一瞬、頭が真っ白になってしまうかもしれません。だって悪いことをした相手に、まさかの「お前が悪い」と言われるのですからね…。
浮気をした場合、基本的には浮気をした夫側に責任があります。しかし、夫の言うように…家庭やあなたに原因があり、生きていく上で心のバランスがどうしても必要な状況から浮気をしてしまう、というケースも実際にあるものです。夫婦関係に亀裂が入ったとき、夫には夫なりの言い分があるかもしれません。
その言い分が…周囲から「気持ちはわかる」と共感されるような、案外まともな言い分であることもあるのです。浮気はした方が悪い、これは変わらない基本中の基本ですが、浮気をされた側の原因もあることが多いので…夫婦関係を主婦苦したいのであれば、一度、あなた自身が家庭を見直してみる必要があるはずです。
目次
夫が感じる「居場所」とは
- 緊張や萎縮をすることなく自然体のままで落ち着ける空間
- 自分も相手を必要とし、相手にも必要とされている場所
人が感じる「居場所」というものは、大きく分けてこの2つに絞られるでしょう。夫が家庭に求める居場所も同じことです。このどちらも感じられない家庭であれば、何のためにこの家に戻ってきているのか分からなくなってしまいますね。夫が居場所を感じられる空間を提供できないことは…はっきり言って「妻の責任」であると思います。
妻としては「夫に尽くしても家庭に関心を持ってくれない」とか「主婦の仕事を当たり前のように感じているくせに…」とか、「暖かい家庭を提供しているつもりなのに…」等々、それぞれに言い分があると思います。しかし、それはあくまで「個人的な感覚」であるはずです。あなたが夫の居場所を提供できていると思う…のではなく、夫自信が自分の居場所を感じられる空間になっているかどうか、ということが問題になってくるのです。
居場所を与える浮気相手は…夫の本命に変わる可能性もある
居場所は人にとって重要なものです。生きていることを実感できる空間と言っても決して過言ではありません。居場所がある人とない人では、人生に対する輝きも違いますし、頑張ろうと思う気持ちの持ち方も全く違います。言い方を変えれば、居場所があるということは生きていく上での活力にすらなることなのです。
親の借金の肩代わりで嫌々結婚した…とか、決して逆らえない大きな力で結婚を強いられたのでなければ、それなりに未来に夢をみて結婚を自分で決意したはずです。それなのに…結婚後に作られた家庭には自分の居場所がなく、他の女性が自分の居場所を提供してくれたとしたら…家庭を捨ててでも「自分の居場所を提供してくれる女性と一緒に生きていきたい」と思ってしまう人もいるでしょう。
性欲や浮気心が抑えられないということが原因の「遊びの浮気」より、「唯一、自分の居場所を与えてくれる人との浮気」は…中身が全然違います。軽く見ていると浮気相手に全て持っていかれてしまう危険性もあるので、一刻も早い対処が必要な浮気…になりますね。
夫婦生活を継続したいのであれば、夫にとっての「居場所」提供を優先に考えてみよう
あなたも妻として家庭を守ってきていると思います。しかし、仕事から帰宅した夫の様子をみて…自分が本当に夫のために「居場所」を与えてあげられているかを見直してみてほしいですね。
もし、あなたの夫が浮気をして、その理由が「あなたのせい」と言われたのであれば、夫が満足できない何らかの理由をあなたが作ってしまっていることは間違いないでしょう。多くの場合、家庭に不満を持つ夫は「自分の居場所がない」と言います。多少嫌なことがあっても、居場所のある家庭があれば…浮気をされる確率は少なくなるはず。
居場所がないことを理由に浮気をした夫と、今後も夫婦関係を築いていきたいと願うのであれば、「あなたがどうしたか。あなたがどう思っていたか」ではなく、「夫がどう感じるか」を主に考えて行動してみてください。
このことを意識するかしないかだけでも未来は変わってくるはずです。夫の心にも必ず何らかの変化が現れるはずです。他人同士が家族となる夫婦の基本「お互いへの思いやり」を、改めて思い出し…暖かい未来を作っていきましょう!