【夫の浮気相手は外国人!!ちょっと待って…帰国する前に慰謝料請求するにはどうしたら良いの?!】
何だか最近、家にいてもそわそわしたり、スマホをやたらチェックして手放さない夫の姿をみて「何となくおかしいな」と思っていた矢先、夫の目を盗んでスマホチェックをしたら浮気をしているような内容を発見。もうこれだけでも心臓がバクバクして、裏切られたショックが襲いかかってくるでしょう。しかし、言い方が悪いですがここまではよくあるパターンですよね。
もし、その浮気相手が外国人だったとしたら…浮気のショックと同時に取扱いの分からない相手への漠然とした不安から、頭の中が真っ白になってしまうかもしれません。日本人であれば、あなたの気持ち次第でどう対処しようか…ある程度のストーリーを考えられると思いますが、相手が外国人となると、話し合いや慰謝料請求含め、本当にどこから手を付けていいのか分かりませんよね…。
目次
外国籍の場合に適用される法律は日本のもの?海外のもの?
海外へいってしまい日本に滞在していない状況であれば、不貞行為をした相手であっても…日本の法律で裁くことはできません。しかし、相手が日本にいる状態であれば…日本の裁判所においた日本法(※)により裁かれます。要は浮気相手が外国人だろうが日本人だろうが、日本にいるあなたが訴訟をしたい、慰謝料請求したいと望むとき、相手が日本にいるかどうか…ポイントになってくるのです。
万が一、訴訟後に相手が全く応じず、急いで帰国された場合には…日本の裁判所から浮気相手の帰国先の国へ、大使館等を通じて現地国の法務省等へ訴状を送ることもあるようです。しかし、帰国先でも浮気相手が応じないようであれば何の意味もないでしょう。
また、相手が応じたとしても…日本で出た判決を帰国先の法律で承認されるかどうか…というハードルも出てきます。このようなことからも、相手が日本国内にいないときの対処は相当難しいものだと把握しておきましょう。
※日本法 出典元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B3%95
慰謝料請求は相手が帰国してもできる
国際裁判管轄(※)として慰謝料請求自体はできますが…訴状を翻訳して送らなければいけなかったり、浮気相手の強制執行もできないことあって…現実的に慰謝料を受け取るというところまでには行きつかない場合がほとんどでしょう。浮気相手が海外にいる場合、日本の法律では裁くことができないのが残念です。
※国際裁判管轄 出典元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%A3%81%E5%88%A4%E7%AE%A1%E8%BD%84
パスポート番号があれば海外の相手の住所を突き詰められる?
もし、浮気相手のパスポート番号の控えがあるのであれば、外務省宛に相手の情報照会(※)を行うことはできるようです。しかし、結果的にどのような回答がくるかは分かりませんので、浮気相手の住所まで特定することは不可能に近いでしょう。それでも、何もしないよりはやってみるのも良いかと思いますね。仮に住所が分かるような回答がくれば、さっそく内容証明を送りつけて正式に慰謝料請求ができるようになるのですから。
※弁護士法23条 照会 出典元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E6%B3%95
帰国する可能性の高い外国人の浮気相手へ慰謝料請求するには…「時間との勝負」
結論から言って、あなたの夫の浮気相手が外国籍の人間であっても、日本の法律で裁くことが可能です。法的に正々堂々と慰謝料請求を行い、実際に請求を受け取ることもできるでしょう。しかし…これには絶対的な条件があります。浮気相手が日本にいること…です。海外帰国をされたとしても慰謝料請求の方法はありますが、実際に支払われるところまでたどり着くには…現実的に見てほぼ不可能でしょう。
このようなことから、外国人の浮気相手へ慰謝料を請求するためには、とにかくスピードが大事になってきます。不貞行為がバレて、あわてて帰国しようとする人もいるでしょう。単純にもともと帰国する予定だった場合もあるでしょう。しかしここで逃してはあなたが泣き寝入りすることになってしまいかねません。
浮気相手が外国人であったとしても対処方法は日本人相手のものと変わりありません。まずは「証拠」を集めましょう。興信所や探偵事務所を使って夫を尾行し、浮気の証拠となる現場写真を手に入れるのです。急ぎなので少し費用がかかったとしてもプロの力を借りることをおススメします。
証拠が手に入り次第、急いで弁護士を通して慰謝料請求を行いましょう。時間との勝負の大切な戦いですが、自分1人で解決しようとするには少々無理があるので、とにかく最初から専門家に相談し進めて行くことがポイントになってきます!