【夫が浮気相手とメールをしているようなので夫になりすまして別れメールをしたいです】
携帯電話やスマホを見て…夫の交友関係や、電話帳リスト、またメールやLINEの中身を確認することができてしまうこともあるでしょう。同じ家に住んでいるのですから。その中で夫の浮気が判明したとき。何とかして浮気を止めさせたいと思う気持ちは一般的な感情です。
ただ、その先…夫の浮気相手の連絡先を知っている、夫の振りをしてやり取りをすることができるチャンスがある際に…裏にいる自分の存在を知られることなく、浮気相手を撃退したい気持ちがうずいてしまう方も少なくないでしょう。そこで思いとどまるか、実行してしまうかの違いはあっても。
夫に浮気を止めるよう説得しても効果が期待できないとき、夫の振りして浮気相手に別れの宣告をしたい気持ちも分かります。でも…それは「思うだけ」にしてほしいと思います。結果的にあなたに良い状況を齎してくれる行為であるとは言い難いものですから…。
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夫になりすましてメールを送れば浮気を確かめることができる可能性は大
徹底してバレないようにしているのか、日常生活で浮気を問い詰められるだけの材料が揃っていなくとも、浮気をしている疑いが消えないとき…夫の携帯をチェックしたい衝動に駆られる方は多いでしょう。ただ、実際にチェックができたとしても、浮気相手とのやりとりを毎回消去されていては証拠も何もないですよね。
そこで、夫になりすまして浮気相手と思われる相手へメールを送り、その後すぐに返信が来るのであれば、何度かのラリーで夫の浮気を確かめることはできるでしょう。そのやりとりを証拠にすることも…できる可能性はあると思います。ただ、なりすましてのメールなので、実際に裁判で使えるかどうかは怪しいところですね。
まぁ、勝手になりすましをしたところで、浮気という不貞行為をされていたことと相殺になるかとも思いますが、状況により変わってくると思うので…「あなたから何か工作したもの」は、浮気の証拠として堂々を使用できないと思っていた方が賢明です。工作なんてしなくとも、浮気をしているのが事実であれば、いつか必ず正当な証拠は手に入れられるはずなので、なりすましに頼る考えは持たない方が良いと…思います。
夫になりすまして浮気相手にメールして呼びだしたら会って別れさせることはできますか?
相手によりますね。不倫相手の妻と実際に対面することによって、罪悪感や恐怖等の感情から別れることになるケースもあります。しかし、なりすましで呼び出されて会ったとしても、その場で逃げられ…後から夫に報告されて非難される可能性もあります。浮気をしていることを棚に上げ、あなたのした行為を「卑劣な行為」として…あなたへの感情が一気に冷めてしまう危険性もあるでしょう。
なりすましメールって犯罪ですか?
現在の法律では犯罪行為にはならないとされています。しかし、不正アクセスやプライバシーに関わる関係で不法行為に該当する場合もあるそうです。相手に生じた損害の賠償を負わなければいけないケースも珍しい話ではないので…夫の浮気相手を撃退するための手段としてはリスクが高すぎますね。
そもそも「妻」の立場は法に守られているのですから、あえて法にひっかかってしまうような危険を犯す必要はないと思います。法に守られているものとして「法的な制裁」を与えることに意識を持っていくことをおススメします。傷付けられた上に法的罰則が生じるなんて、マイナスにマイナスの…本当に空しい結果になってしまいますから。
浮気相手も既婚者だった場合、浮気相手の夫のなりすましメールは効果的!?
う~ん…。どうですかねぇ。これは正直、結果が全く分からない行動になります。浮気相手も既婚者だった場合、彼女の夫になりすまして、自分の夫に連絡を取り…なるべく「妻である自分が関わっていない状況下で浮気を止めさせたい」と思う気持ちは分からなくもありませんが、あえて、あまりに下劣なやり方であると言わせていただきます。
浮気問題は相手の環境がどうであれ、根本としては「あなたの問題」であります。実際は自分の夫が持ち込んだ問題ですが、あなたが嫌だと思っている…何とか解決したいと思っている問題ですから、極論は「あなたの問題」なのです。
そこで関わった人、しかも直接の当事者ではなくその関係者を巻き込み…あなたが操作をして問題を解決しようとする「浮気相手の夫のなりすまし」は、道徳的に大きく道を外した行為になるでしょう。浮気相手の夫からメールが入ったあなたの夫は、確かに動揺するでしょうし、このままではマズイ…と浮気行為を止めるきっかけになるかもしれません。
ただ、あなたの夫が浮気相手の夫に直接謝ろうとしたり、浮気相手に相談をして…浮気相手が自分の夫と話し合いをするようになった際、「浮気相手がメールをしていない」ことが判明したら…真っ先に疑われるのはあなたでしょう。どんなに白を切っても信用は得られないと思います。何も得られず、ただただ夫に不信感を与える結果になる可能性が高いので、思いとどまるべき行動であると思います。
なりすましメールは夫と浮気相手の破局に逆効果になる可能性も…
夫も浮気相手もあまり疑り深くない性格であれば、なりすましメールを真剣に受け止め、浮気終了の役に立つかもしれません。しかし、万が一なりすましメールであることが分かったとき、浮気相手との心の絆が深くなってしまうかもしれませんね。「信じられるのは君だけだ…」「あなた以外信用できない…」なんていう風にね。
自分たちが法に触れるような裏切り行為をしていることを棚に上げ、さも悲劇の主人公カップルであるかのように、自分たちの世界に浸ってしまうことでしょう。…馬鹿みたいですよね。そんな結果。加害者のくせに被害者の気分になられるなんて。
ただ、「悪いことをされている」立場のあなたが「悪いことをして解決しよう」という行為をすることは、自ら「マイナス要素」を作ることになります。どちらもあるいみ加害者…なんてことになることはなく、ただ純粋に法に守られる立場でいることの方が、絶対に有利であることを忘れないでください。
浮気相手と夫を別れさせたいなら…「なりすまし」ではなく「本人」として連絡すべし
本来、浮気相手に対して妻から連絡を入れることは…あまり良い結果にならないことが多いです。夫と別れさせることも難しいと思います。しかし、どうしても別れさせるために連絡を入れたいと思うのであれば…なりすましではなく、本人として連絡を入れましょう。
法的に重い刑罰になることはありませんが、加害者である浮気相手に対して「あなたを少しでも悪者にできるエサ」を与える結果になり得るのが…なりすまし行為です。「こんな卑劣なやり方をする悪い妻」「精神が少しイッちゃっているヤバい妻」…なんてレッテルを貼られてしまうでしょう。バレたらね。
「バレる訳ない」と思っている方…確かに「誰がやったか」を特定することは簡単なことではないので、あなたがやった証拠を相手が手に入れることはそうそうないでしょう。ただ、「あなたがやったであろう」との疑惑だけでもあなたにとってはリスクです。浮気相手と夫の結束を作る手助けになるのですから。さらにあなたは「ボロがでるのでは?」という不安にもつきまとわれることでしょう。
何度も言いますが浮気をされたら…きっかけが何であれ、された側が被害者です。被害者は守られるべき存在です。小さな細工でその権利に陰りがでることはやめましょう。浮気相手に連絡をしたいのであれば、被害者として堂々と連絡すべきです。証拠が欲しいのであれば、専門業者に素行調査をしてもらい…正当な方法で取得した証拠を武器にしてください。
「なりすまし」という不当と思われるような行為をして相手に少しでもエサを与えてはいけません。浮気相手と夫を別れさせたいのであれば…せめて「本人」として連絡をすることが、本当に別れさせることができる唯一の可能性がある方法です。その後の夫婦関係も含めて…。